フルボディとチェリーやベリーのほのかな酸味との心地よいバランス。
比類なく綺麗な深煎りコーヒーです。

食材の味に負けないボディと果実感があるため、クリームを使ったケーキやタルティーヌなど、濃厚な風味を持つフードとのペアリングがおすすめです。

□香味のバランス
香り　　　　　★★☆
フルーティー　★★★
苦味　　　　　★★☆
コク　　　　　★★★
甘味　　　　　★★☆

□トレーサビリティ
品種：イエローブルボン、イエローカトゥーラ
所在：カハマルカ県サン・イグナシオ郡ラ・コイパ地区ラ・ナランハ集落
生産者：エルメル・クルース・ゲレーロ
農園：エル・ボスケ農園
標高：1800-1850m
精製：発酵槽を使用したウォッシュト
輸送：リーファーコンテナ

□ストーリー
「エル・ボスケ」という農園の名前は、森林を指す言葉であり、農園内には保全林が広がっています。この商品は、5年前に植えられたイエローブルボンとイエローカトゥーラからなるロットです。農園主であるエルメル氏は、自身の土地においてブルボンとカトゥーラがカップクオリティの面で適していると考え、これらの品種を新しい農地にも植え続けています。

コーヒーの木がストレスなく成長できるように、品種ごとの「枝の長さ」や「根の伸び方」を考慮して樹間を調整したり、コーヒーパルプを堆肥化して化学肥料の使用を極力抑えたりするなど、エルメル氏は作物自体や周囲の自然環境にも配慮しています。現在45歳のエルメル氏は、地元で気鋭の生産者として知られており、コンテストなどに積極的に出品しています。

LCF仕入れ担当による現地でのカップの結果、他の生産者のロットとはっきり異なる、輪郭のはっきりした柑橘の果実感が印象的とのことでした。
フレンチローストまで焙煎すると柑橘の果実感がチェリーやベリーのような赤系のフレーバーに変わりますが、はっきりとした果実感が残ります。深煎りでもここまで果実感あるコーヒーに出会うことは多くありません。また、深煎りにしても非常にクリーンなカップには非常に驚かされました。